ナイキの次は何にする? 世界のクラブに学ぶ、ブランド乗り換えガイド

NIKEのカスタム商品展開終了 のお知らせに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
今後、ユニフォームをどのブランドで作成するか悩んでいる方も少なくないかと思います。
しかし、これまでに多くのプロクラブが、NIKEから他ブランドへと移行しています。
そこで、それらの実例とあわせて、オリジナルユニフォームを刷新するときに意識したい、デザインのポイントをご紹介します。
横浜F・マリノス(→adidas)

adidasの印象が強い横浜F・マリノスですが、2008〜2011シーズンはNIKEがサプライヤーを務め、その後は再びadidasのサプライに戻りました。
伝統のトリコロールと気品高い佇まいはそのままに、両者は常に革新的なデザインを更新し続けてきました。
クラブの伝統とトレンドの絶妙なバランスは、オリジナルユニフォームにも欠かせない要素です。
【 2012シーズン 主な在籍選手 】
◇中村俊輔
◇中澤佑二
◇斎藤学 etc
ASローマ(→New Balance)

21-22シーズンから始まったNew Balance体制の下では、エレガントな印象を与える、上品なユニフォームが登場しました。
シンプルなデザインながら、クラブの個性が光ります。
奇抜なデザインや配色でなくても、チームのアイデンティティを十分に表現できるということを教えてくれます。
【 2021-22シーズン 主な在籍選手 】
◇ジャンルカ・マンチーニ
◇ロレンツォ・ペッレグリーニ
◇タミー・エイブラハム etc
アーセナルFC(→PUMA)

NIKEとの20シーズンに渡る関係に幕を下ろすと、14-15シーズンからはPUMAにバトンタッチしました。
PUMAのもとではラグランスリーブが頻繁に採用され、NIKE時代に比べてモダンな印象を与えました。
前年からの大幅なモデルチェンジも、チームに新しい風を送り込んでくれます。
【 2014-15シーズン 主な在籍選手 】
◇メスト・エジル
◇アレクシス・サンチェス
◇オリヴィエ・ジルー
◇ミケル・アルテタ etc
ボルシア・ドルトムント(→Kappa)

ドルトムントがKappaとの歩みを始めたのは、香川真司選手が加入する1シーズン前のことです。
滑らかな曲線や細かいドット柄といった、Kappaらしい独創的なデザインが多数登場しました。
遊び心のある大胆なグラフィックをチョイスできるのも、オリジナルユニフォームの醍醐味です。
【 2009-10シーズン 主な在籍選手 】
◇マッツ・フンメルス
◇ヌリ・シャヒン
◇ルーカス・バリオス etc
PSVアイントホーフェン(→umbro)

昨年で生誕100周年を迎えたUMBROは、15-16シーズンからPSVのサプライヤーを務めました。
新たに採用されたクラシカルなポロ襟には、金色のストライプが施されています。
細部へのこだわりが、ユニフォームのクオリティをグッと引き上げてくれます。
【 2015-16シーズン 主な在籍選手 】
◇ルーク・デヨング
◇エクトル・モレノ
◇ステーフェン・ベルフワイン etc
ユニフォームが変わっても…
慣れ親しんだユニフォームの刷新には、少しばかり寂しさが残ります。
しかし、これまでに多くのクラブが示してきたように、ユニフォームが変わっても、チームの個性や歴史が失われることはありません。
新しいユニフォームは、新しい一歩の象徴です。
新たな装いにも見慣れてきた頃には、チームの結束はより一層強まっているでしょう。

この記事を書いたライター
teammax編集部
運営元であるteammaxメンバーで構成。 ユニフォームを着た笑顔が溢れる世界を目指し、サッカーをはじめとしたチームユニフォームに特化したサイト運営を行う。