【サッカー&フットサル】ソックスの機能性・選び方・おすすめを解説
「サッカーやフットサルのソックスを買いたいけど、どうやって選んだらいい?」
この記事にたどりついた方は、このような悩みを抱えていませんか?
ソックスはウェアやシューズと同様に、プレーのパフォーマンスにも直結する大切なパーツです。
この記事では、ソックスで重視したい機能性や選び方、さらに最新のトレンドなどについて詳しく解説します。
ソックス選びにお悩みの方は、ぜひパフォーマンスを最大限に高める高性能なソックスを手に入れてくださいね!
サッカーソックスに関する基本ルール
ソックスや用具の色
ソックスの色は、ユニフォームやパンツと同じように、前後が同じ色でなければなりません。
2.シャツの前面と背面の主たる色彩は同じでなければならない。ショーツ及びソックスの前面と背面の 色彩は同じでなければならない。
引用:JFA ユニフォーム規程 第4条 〔ユニフォームの色彩〕
また、ソックスの上からテープや包帯などをつけることがありますが、その場合はソックスと同系統の色、または透明でなければならないと定められています。
テープもしくはその他の材質のものを貼りつける、または外部に着用する場合、着用する、または覆う部分のソックスの色と同じものでなければならない。
引用:JFA・サッカー競技規則2021/2022 第4条 競技者の用具
シンプルなカラーとして黒を検討する方も多いですが、黒色のソックスはサッカーではあまりおすすめできません。これは審判の多くが黒色のソックスを着用するためで、誤って審判にパスしてしまうというリスクが起こりやすくなります。
すね当て(レガース、シンガード)の装着が必須
サッカーやフットサルの試合では、すね当て(レガース、シンガード)の着用が義務付けられています。そのため、ソックスは脚にぴったりフィットするものではなく、ヒザあての厚さを考慮して選ばなければなりません。
すね当てのサイズは、すね全体をカバーする物から、すねの半分程度をカバーするものまで、好みに応じて選ぶことができます。
【サッカー&フットサル】ソックス選びで重視すべき機能性
基本ルールを抑えたら、続いてソックスに求める機能性を考えてみましょう。特に重視したい機能性は、以下の5点です。
- グリップ加工(滑り止め)
- 5本指
- 伸縮性
- 速乾性
- 抗菌防臭性
グリップ(滑り止め)加工
サッカー&フットサルのソックス選びで、特に重視したいのがグリップ(滑り止め)加工です。
たとえば足裏がサラサラなタイプのソックスだと、踏んばった時に靴の中で足が滑ってしまいます。足裏にグリップ加工がされたソックスであれば滑りを軽減することができます。パフォーマンスの向上や、ケガのリスクも低くすることも期待できるでしょう。
5本指
サッカーソックスには、指部分がひとまとまりになっているものと、5本指に分かれているものの2タイプがあります。
足袋のように5本指に分かれているソックスには、踏んばりが効きやすい、足先を圧迫されないというメリットがあります。
伸縮性
可動域を十分に確保するためには、伸縮性も大切な要素です。
伸縮性の高いソックスなら、足周りをしっかりサポートしつつ、負担を最小限に抑えることができるでしょう。
速乾性
サッカーやフットサルの試合中には足からもたくさん汗をかくため、吸汗速乾性は大切です。
速乾性に欠けるソックスだと、汗により靴の中で足が滑ってしまい、思わぬケガにも繋がりかねません。
また、速乾性の高いソックスなら、洗濯してもすぐに乾くというメリットがあります。
抗菌防臭性
汗をかくとどうしても気になるのが、ソックスの臭いです。
靴の中が蒸れるとソックスにも雑菌が繁殖してしまい、洗濯しても臭いがとれないということになるでしょう。
より長く快適に使用するためにも、抗菌防臭性はぜひ重視したいポイントです。
サッカー・フットサルソックスの履き方
サッカーやフットサルのソックスには、主に3種類の履き方があります。
それぞれ必要な丈が変わってきますので、どのスタイルでソックスを履きたいか事前に決めておきましょう。
オーソドックス履き
ソックスの履き方で最もオーソドックスなのが、ヒザ下で折り返す履き方です。
サッカーやフットサルでは「THE・王道」の履き方なので、履き方に迷ったらまずはこの方法で間違いないでしょう。
ヒザ上(ニーハイ)履き
「ソックスをスタイリッシュに履きこなしたい」という方には、ヒザ上までソックスをあげることで足が長く見える「ニーハイ履き」がおすすめです。
元フランス代表のティエリ・アンリ選手がきっかけとなり広く浸透した履き方で、現在はクリスティアーノ・ロナウド選手やネイマール選手といったスーパースターも、「ニーハイ履き」する機会が多く見られます。
ヒザ下(ショート)履き
「ソックスがあるとうっとうしい」と感じられる方には、すねの半分程度までしかソックスを上げない「ショート履き」というスタイルがおすすめです。ただし、すね当てを着用しなくて良いというわけではなく、すね当てがソックスからはみ出してはいけません。
「ショート履き」の選手としては元イタリア代表のトッティ選手が代表的で、日本でも松井大輔選手や大久保義人選手が好んだスタイルです。
サッカー最新トレンドの「セパレート」とは?
サッカーソックスにまつわる近年のトレンドとして、2つのソックスを組み合わせる「セパレート」が挙げられます。
実際、サッカーの試合を注意深く見ると、足首以下は違う色のソックスを着用している選手が多く見受けられます。
プロサッカー選手はもちろん、近年はアマチュアでも増えてきたので、この機会に検討してみるのも良いでしょう。
カーフソックス(ヒザ~足首)
カーフソックスとは膝から足首までのソックスです。
コンプレッション機能がついたカーフソックスなら、ふくらはぎを適度に加圧し疲労を軽減する効果もあります。
また、試合では通常の長いソックスの足首以下をカットして使用することもあります。
高機能ソックス(つまさき〜すね中腹)
トゥルーソックスをはじめとする、グリップ(滑り止め)加工のされたソックスが人気です。
その他にも、サポート機能付きソックスや5本指ソックスなど自分に合ったソックスを着用することができます。
なお、大会の規定によってはカーフソックスと異なる色は認められない場合もあるので、事前に確認をしましょう。
ちなみに、ワールドカップでは今のところ「セパレート」の使用は認められていません。
2018年のロシアワールドカップでは、スウェーデン代表にソックスの規定違反があったとして、780万円の罰金が科されるという事件もありました。
近年はすっかりお馴染みとなったスタイルのため、今後のFIFAの対応に注目が集まります。
テーピング(足首)
高機能ソックスとカーフソックスの重なる足首部分はテーピング等で固定します。
テーピングの色は規定によりソックスと同色でなければなりません。
まとめ:サッカーソックスの選び方は機能性×好み
自分に合ったサッカーソックスを選ぶためには、機能性と好みのバランスを考えながら選ぶことが大切です。
機能性を重視するならグリップ機能がついたソックスを「インナー」のように使い、その上にチームカラーのソックスを着用するのが良いでしょう。あとはソックスをどこまで上げるか、好みに応じて選ぶのみです。
自分に合うソックスを選べば、サッカーやフットサルのパフォーマンス向上につながるだけでなく、ケガのリスクも予防できます。ぜひこの記事を参考に、機能性とデザイン性を兼ね備えたソックスを手に入れてくださいね!
この記事を書いたライター
長坂 ヒロ
WEBライター/ポルトガル語通訳。大学時代にブラジル・リオデジャネイロに留学し、ブラジルサッカーの虜に。世界一かっこいいと思うユニフォームはバスコダガマ(Vasco da Gama)。ブラジルサッカーに関する情報は、自身のブログ「ぶら~りブラジル」にて発信中です。