サッカー・フットサルのユニフォームを作るなら知っておきたいJFAユニフォーム規定【公式戦対応】
サッカーやフットサルの公式戦に出場する場合、ユニフォームはJFAによって定められた規定に則っている必要があります。規定に反するユニフォームだと、出場を認めてもらえないかもしれません。
しかし、こうした規定は複雑なものです。
ユニフォームを作るときにしっかりと確認する必要がありますが、基準を満たしているか、心配になることもあるかもしれません。
そこで今回は、チームでユニフォームを揃える際に注意すべき項目を抜粋して紹介します。
ユニフォーム作りを検討中の方は、ぜひ参考にしてください!
※大会により規定が異なる場合があります。規定については必ずご自身で大会主催者へご確認ください。
※詳細な内容はJFAユニフォーム規定をご確認ください
ユニフォームの規定について
ユニフォームの色やデザインには、以下のような決まりがあります。
※ユニフォームとはシャツ、ショーツ、ソックスの3点を総称したものとなります。
ユニフォームは全員デザイン・色を揃える
当たり前と思う方もいると思いますが、基本的にはシャツ・パンツ・ソックスはそれぞれメンバー全員が同じデザイン・色で揃える必要があります。
しかし、それぞれが同じブランドである必要はありません。
大会によっては「上下同じメーカーで揃える」という規定がある場合もありますので、基本的には同じブランドで揃えるのが良いかとは思いますが、下記のような形でも大丈夫です。
例)シャツ:ナイキ / パンツ:アディダス / ソックス:プーマ
また、ゴールキーパーのユニフォームも、ゴールキーパー同士で同じであれば、フィールドプレイヤー同じデザイン、同じブランドでなくても問題ありません。
審判員と明確に判別できる色にする
プロリーグ等では明るい色のシャツを着用している場合もありますが、審判員は基本黒のシャツを着用します。
そのため、ユニフォームの色は審判員が着用する黒と明確に判別ができる色でなければなりません。
同じ黒はもちろん、紺色など黒と近い色の場合も着用が認められない可能性があります。
ショーツ、ソックスも同様に認められない場合があるので、違う色を選んだほうがよいでしょう。
アウェイユニフォームを用意する
対戦するチーム同士のユニフォームの色が判別しずらい場合、主審がその試合で着用するユニフォームを決定することがあります。
そのため、常にホームとアウェイ、2つのユニフォームを用意しておかなければなりません。
ホームとアウェイそれぞれのユニフォームはなるべく対照的な色が良いでしょう。
レプリカユニフォームの使用は禁止
各国の代表チームやプロのクラブチームで選手が着用するユニフォームを販売用にしたものをレプリカユニフォームといいます。
レプリカユニフォームは公式戦での使用は禁止されています。
ユニフォームを揃える際はチームオーダー対応の商品で揃えましょう。
ブランドロゴが大きく入っているデザインは使用できない
JFAの規定では、メーカーロゴの表記はシャツ前面の胸に一か所(20cm2以下)、両肩又は両脇又は両袖口のいずれかに一ヶ所(幅8㎝以下)と定めれています。
そのため、プラクティスシャツなど、ブランドのロゴが大きく入っていたり、テキストがプリントされているアイテムの使用はできません。
また、前後の色が違うユニフォームの着用も禁止されています。
マーキングの規定について
ユニフォームにつける各種マーキング(番号やチーム名など)について解説します。
背番号・胸番号・チーム識別標章は必須!
シャツには背番号、胸番号、チーム識別標章を必ず入れなければなりません。
チーム識別標章とは、チーム名またはエンブレムのことで、シャツ前面にいずれか片方を入れる必要があります。チーム名とエンブレムの両方入れても大丈夫です。
チームのエンブレムを一から作るのはなかなか難しいと思いますが、teammaxのエンブレムメーカーならオリジナルエンブレムが簡単に作れます。
また、パンツ番号、個人名については任意となりますので、入れなくても問題ありません。
マーキングが判別しやすい色を選ぶ
番号などがしっかり認識できるように、マーキングはユニフォームと明確に判別できる色で入れる必要があります。
ユニフォームのデザインによって判別が付きにくい場合は、台やフチをつけて対応します。
マーキングの位置とサイズ
各マーキングの位置とサイズについても、規定があります。
分かりづらい場合は、注文をする店舗のスタッフに『公式戦に対応するサイズで』と依頼するのが良いでしょう。
チーム別識別標章、選手番号、選手名それぞれの位置とサイズは下記の表をご覧ください。
※色のついた部分は必須マーキングです。
加工箇所 | チーム別識別標章 | 選手番号 | 選手名 |
---|---|---|---|
シャツ 前面 |
チーム名:300cm²以下 エンブレム:100cm²以下 いずれか一方は必須、併置も可。 |
縦10~15㎝ | × |
シャツ 背面 |
× | 縦25~35㎝ | 縦7.5㎝以下 (原則背番号上。広告が背番号上に入る場合のみ背番号下も可) |
ショーツ | チーム名:12cm²以下 (左右どちらかの前面に1箇所) エンブレム:50cm²以下 (左右どちらかの前面に1箇所) 併置する場合は左右の同じ側 |
縦10~15㎝ (左右どちらかの前面に1箇所) |
× |
ソックス | チーム名:12cm²以下 (左右に1箇所ずつ) エンブレム:50cm²以下 (左右に1箇所ずつ) 併置不可 |
× | × |
GK グローブ |
チーム名:12cm²以下 (左右どちらかに1箇所または両方に1箇所ずつ) エンブレム:50cm²以下 (左右どちらかに1箇所または両方に1箇所ずつ) 併置不可 |
縦2cm以下 (場所は任意) |
縦2cm以下 (任意の場所に1箇所) |
GK キャップ |
チーム名:12cm²以下 (場所は任意) エンブレム:50cm²以下 (場所は任意) 併置不可 |
× | 縦2cm以下 (場所は任意) |
実は広告の掲示もできる
所属する都道府県サッカー協会に申請し、都道府県サッカー協会及び本協会の承認を得ることで、ユニフォームに広告を掲示することができます。
つまり、プロチームのようにスポンサーロゴをユニフォームに入れることができるのです!
最近では市立船橋高校が胸スポンサーを入れたことも話題になりましたね。
公立サッカー部初!市立船橋とマイナビがスポンサー契約「モデルケースとして発信していきたい」 https://t.co/2S2EcZAGMi #gekisaka pic.twitter.com/pd9lwsl9ck
— ゲキサカ (@gekisaka) August 21, 2018
もちろん、企業ロゴを勝手に使うことは違法です。必ず事前に使用許可を取りましょう。
また、広告の申請・登録には費用がかかります。詳しくは各都道府県サッカー協会のHP等でご確認ください。
なお、掲示できる広告のサイズと場所は以下の通りです。
※1箇所につき1社のみ
- シャツ前面:300cm²以下(選手番号の上部または下部)
- シャツ背面:200cm²以下(選手番号の上部または下部)
- シャツ背面裾:150cm²以下(選手番号から裾までの長さを二等分した下部)
- シャツ左袖:50cm²以下
- ショーツ前面左:80cm²以下
それでも不安な場合はお店の人に相談!
本記事はあくまでも基本的な内容になっています。
規定を確認しても不安な場合は、お店のチームオーダー担当の人に相談してみましょう。
チームオーダー専門店teammaxなら豊富な知識のスタッフがユニフォーム作りをサポートします。
ユニフォーム規定だけでなく、チームオーダーのことなら何でもお気軽に相談ください。
この記事を書いたライター
teammax編集部
運営元であるteammaxメンバーで構成。 ユニフォームを着た笑顔が溢れる世界を目指し、サッカーをはじめとしたチームユニフォームに特化したサイト運営を行う。